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(増補版)379E2/3:1/3:気になった事柄を集めた年表(1883年1月~1883年1月)

題:(増補版)379E2/3:1/3:気になった事柄を集めた年表(1883年1月~1883年1月)
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい・・日記・雑感)
.
1883年、出来事:
・鹿鳴館外交
  井上馨外相、鹿鳴館時代:治外法権など列強各国に押
 し付けられた不公正条約の改正に努力するが失敗、列強
 の横暴の中で涙ぐましい努力をする日本。
  鹿鳴館時代は、館の落成の1883年から1887年まで・・、
  鹿鳴館の落成の祝宴が、1883年11月28日に行われた。
  この欧化政策に対し「退廃的」との非難の国民の声も
 あった。
  欧米列強に媚びへつらう日本の姿も見え、この様な批
 判となった。
  しかし、ここまでして条約改正に努力する日本。
  しかし、しかし、欧米諸国の外交官の日記などには、
 完全に西欧化していない部分を、ぎこちない部分を、そ
 こまで出来ない日本を「滑稽」などと嘲笑している。
  ダンスの踊れる日本女性が少なく、ダンスの訓練を受
 けた芸妓が対応した。
  こうした井上外交は、次第に風当たりの厳しいものと
 なった。
  日本は、何と、「外国人判事の任用など」屈辱的な条
 約改正案なども提示した。
  当然、国内から「大反対」の声があがった。
  鹿鳴館は、1940年に閉館となり、取り壊された。
  しかし、この頃、日本は、自律的発展への離陸条件を
 備えた国に、やっとやっと、なって来た(軽工業中心、
 ~明治30年)
・工業所有権
  工業所有権の保護に関するパリ条約がつくられた。
  これは、工業所有権についての最も基本的な国際的枠
 組みを定めたもの。
  平成3年の時点で、103ヶ国に増えている。
1883年、データ:
  自作農37.3%、自小作41.8%、小作20.9%、~1884年
1883年、衣:
・大阪紡績(現:東洋紡績)が開業した。
  この開業の後、日本の綿糸の生産量は急増し、1897年
 (明治30年)に至ると、輸出量が輸入量を上回るように
 なった。
  その先駆けとなったのがこの大坂紡績だった。
  また、この頃、綿布は、貿易の目玉商品となっていた。
 各国は競った、特に、イギリス製やインド製の綿布。
  そして、日本は輸入した綿布を、朝鮮に再輸出するケ
 ースが多くなった。
・金巾(かなきん、固くよった糸で目を細かく織った薄地
 の広幅綿布)輸入が激減する。
  貿易港であった長崎が衰退しつつあったことも影響し
 ている。
  また、綿布貿易の担い手の変化があり、日本商人から
 清国商人へ変化してもいた。
  日本商人は、綿布貿易から手を引きつつあり、大阪市
 場へ向けての穀物輸出に比重を置くようになった。
1883年、食:
・東京に偕楽園・陶々亭の支那料理店ができる。
・山形県ハッカの輸出に成功し、県下至る処ハッカの栽培
 流行す。
  北海道農業発達史に、1885年に、山形県からハッカ種
 根を移入し、上川郡で試作、これが、ハッカ栽培の起源
 との記述がある。
・栃木県で外国煙草の試作をなす。
  栃木県那珂川町馬頭地区が発祥の地とされていて、こ
 こに「たばこ神社(=別雷神社)」があり、この神社に
 「たばこの和歌」が残されている。
  そして、1898年(明治31年)に、葉煙草専売法が敷か
 れ、
  当時、日本で一番の生産高を誇った馬頭町には、専売
 所が開設され、町は発展した。
  「福寿草」という煙草の箱に記してある「たばこ和歌」
   香ばしき その名も高き 福寿草
        命を延ぶる 薬なりけり
1883年、住:
・東京電燈株式会社が創立された。
  日本初の電力会社。
  1883年(明治16年)2月15日、矢島作郎、藤岡市助、大
 倉喜八郎、原六郎、三野村利助、柏村信、蜂須賀茂韶な
 ど数名からなる発起人が、国から会社の設立許可を受け
 た。
  富国強兵に、電力は、今後、欠かせないという判断の
 元に、資本金20万円で、前年・1882年に出した企業創立
 の請願書が認められた。
1883年、医学:
・ドイツのコッホが、コレラ菌を発見した。
1883年、論・新聞・本・文学・出版:
・馬場辰猪 「天賦人権論」 刊行(1月)
  明治初期の啓蒙主義者・民権論者によって、広く主張
 された自由主義的人権思想であったが、
  民権運動発展の過程を通して理論的に純化され、西欧
 的な自然権思想と変らないものとなった。
  加藤弘之が、 1882年、『人権新説』で天賦人権を虚妄
 と論じたことから「天賦人権論争」が生じた。
  しかし、植木枝盛は、『天賦人権弁』において、人権
 を自然権の概念によって把握しようとした。
・植木枝盛 「天賦人権弁」
・田口卯吉(たぐちうきち)「支那開化小史」
  田口卯吉は、日本の経済学者、歴史家、実業家、衆議
 院議員。
  実業家としては、士族授産金処理事業としての南洋交
 易を、東京府から提案されて引き受けている。
  ほぼ無抵抗で秩禄処分で既得権を失った士族を支援し
 た。
・矢野龍渓 「経國美談」 発行(1月)
  日本の民権と国権の伸長を図った政治小説。
・ 「動物進化論」(述:モース/記:石川千代松)
  モースは、腕足類(わんそくるい、海産で、二枚貝の
 ような貝殻を持つが、殻は体の背腹に位置する)の研究
 を進め、ダーウィンの進化論を支持するようになった。
・「東京大家十四家集」(編:平井元満)
・「絵入朝野新聞」 創刊(1883年1月22日に創刊)
・「明治協會雑誌」 創刊
・ 「人肉質入裁判」(原題・ベニスの商人/著:ラム/訳:井上
 勤)刊行(10月)
・ 「魯敏孫漂流記」(原題・ロビンソン=クルーソー(ロビ
 ンソン漂流記)/著:デフォー/訳:井上勤) 刊行
・ 「花心蝶思録」(「大尉の娘」抄訳/作:プーキシン/訳:高
 須治助)
・(フランス)モンパッサン「女の一生」
・(ドイツ)ニーチェ「ツァラトゥストラはこう語った」
.
 (今日の言葉)
.
  アンドレ・モーロワは書く、
  「国というものは簡単に滅びることがある」・・と。
  アンドレ・モーロワは、フランスが、ナチス・ドイツ
 の侵略を受け、あっけなく滅びた様子を書いた。
  フランスは、自国の防衛にほとんど手を打っていなか
 った。
  その底には、見たくもないものは見ようとしない国民
 の「精神の崩れ」があった。
  その結果、フランスは、1940年に、ナチス・ドイツの
 侵略を受け、あっけなく軍門に下った。
  そして、4年4ヶ月の間、敗戦国としてヒトラーに支配
 された。
  モーロワは言う「大切な自由」「祖国のその自由を守
 る」
  「国民は、祖国の自由のためには、いつでも死ねるだ
 けの心構えがなければ、やがてその自由を失う」・・と。
  「自由を失えば、その自由を守る自己犠牲の精神を失
 えば、自由も民主主義も平和も守れない」・・と。
  そして、モーロワは、次に、「国民の団結」の大切さ
 を言い、そして、「外国の影響から世論を守ること」を
 言う。
.
 (今日の言葉・・おまけ)
1807年~1808年、フランスのナポレオンが、スペインのイ
 ベリア半島に侵攻した。
  スペインという宗主国が、ナポレオンの支配下に置か
 れ、混乱が続いたために、スペインの植民地は、各地で
 独立運動が起きた。
  1806年に、世界初の黒人共和国・ハイチが誕生した(
 独立は1804年)。
  1811年には、ベネズエラが独立した。
  しかし、先住民のインディオの方々は、蚊帳の外に置
 かれた。
  牛耳ったのは「クリオーリョ」というスペイン本国の
 移民の子孫。
  結局、移民が国を乗っ取ってしまった。
  日本もこの様な移民の形で「めでたし、めでたし」と
 ならない様に・・、特に、沖縄が・・。
  また、結局、EUの大揺れも『移民の問題』。
  グローバリゼーションなんて美しく言ってはいられな
 い。
  グローバリゼーションについて騙(だま)されてはい
 けない。
  イギリスのエマ・ロスチャイルドは言う・・、
  「グローバリゼーションのブームは、ほぼ30年周期で
 終わる」・・と。
  だから、1980年前後に始まった今のグローバリゼーシ
 ョンのブームは、間もなく終局する・・と。
  そして、奇(く)しくもEU離脱をしたイギリスの行
 動が・・2016年に起きた。
  そしてまた、ドラッガーは言う、
  「近代史というのは「『グローバル・エコノミー』と
 『ネイション・ステイト』、すなわち、国際化と国民国
 家の間を振り子のように動く」・・と。
  今、2016年は、転換期にある。
  グローバリゼーションの終わりが近づきつつある・・
 と言う。
  日本よ!「ポスト・グローバリゼーション」の時代に
 向けて対応をせよ!!
..
 (詳しくは、以下のブログへ。そして、宜しければ、
        このブログを世界へ転送してください)
  http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009
または
  http://d.hatena.ne.jp/HACHI2009/archive
by suba28 | 2016-07-13 15:50 | 皆様とともに 幸せになりたい


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