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(増補版)194D2/3:気になった事柄を集めた年表(1800年~1802年)

題:(増補版)194D2/3:気になった事柄を集めた年表(1800年~1802年)
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい・・日記・雑感)
.
1801年4月2日、伊能忠敬は、幕府から、前年につづいて陸
 奥から関東の測量を命じられ、江戸を出発した、
  7月26日、銚子犬吠崎から富士山の方位測量を終えた。
1801年6月、出羽村山郡の百姓一揆。
  出羽国村山郡の幕領・山形藩の農民が、米の買占めな
 どに反対して打ち壊しをする(村山一揆)
  1781年~1801年にかけて、藩政の改革を巡って政争を
 繰り返していた。
1801年6月29日、儒者の細井平洲(ほそいへいしゅう)が、
 没した(1728年~1801年)(74歳)
  尾張国知多郡平島村の豪農の次男に生まれる。
  中西淡淵の学徳を慕って入塾し、後に、長崎に遊学す
 る。
  そして、江戸に出て、私塾の嚶鳴館(おうめいかん)
 を開いた。
  また、辻講釈を聞いた米沢藩の藩士が感銘を受け、こ
 れが機縁となって、出羽米沢藩主の上杉鷹山に招かれ、
 鷹山の師となり、藩政改革に取り組み、藩校の興譲館を
 創立し、教えた。
  そして、尾張徳川家の侍講に招聘され、藩校の明倫堂
 で藩内教化に努め、藩校の再興に尽力した。
  また、農村をまわって講話をおこない、庶民教育にも
 熱心で、巡回講和は平易で人の心を捉え、5日間で5万人
 の聴衆があったという。
1801年7月12日、小沢蘆庵(おざわろあん、歌人、尾張犬山
 藩士)が没した(79歳)
  平易なことばで心情を歌う「ただごと歌」を唱えた。
  「ただごと歌」は、思ったまま、感じたままを、比喩
 などの技巧を凝らさないで、ありのままに表現した歌。
1801年7月25日、地理学者の長久保赤水(ながくぼせきすい)
 が没した(85歳)、詳細は前述を参照ください。
1801年7月、巾着切り(きんちゃくきり=スリ)などが、徒
 党を組んで、往来人に対して喧嘩をしかけて、懐中物な
 どを盗むため、幕府は 厳重な取り締まりを命じた。
1801年8月、幕府が、本草学者の小野蘭山(おのらんざん)
 に関東から東海、和歌山から紀州領へ(熊野古道の記述
 も見られる)で薬草を採取させた。
  4年間をかけて、採薬のために諸国を巡った。
  弟子が同行し、蘭山から実地の教えを受ける研修旅行
 という性格のものだった。
1801年8月、志筑忠雄(しづきただお、蘭学者、天文学者、
 1760年~1806年)が、ドイツ人ケンペルによる「日本誌」
 の抄訳「鎖国論」を著した。
  志筑忠雄は、オランダ通詞の養子で、1776年に、稽古
 通詞となったが、翌年、病気を理由に辞職し、蘭学研究
 に没頭した。
  そして、蘭書の翻訳に尽力した。
  ニュートンやケプラーなど、西洋の天文学や物理学の
 学説を紹介した、自己の見解も加えていた。
  太陽系の起源を論じた時は、独創的な星雲説を唱えた。
1801年9月29日、本居宣長(もとおりのりなが、国学者、文
 献学者、医師)が没した(72歳)
1801年9月、幕府が、諸国孝行者などの話をまとめた「孝義
 録(こうぎろく)」を学問所から刊行することを決めた。
  「講義録」は表彰事例集で、慶長から寛政期に至る全
 国8000以上の事例を登載している。
  民衆のための教化の策として、善行表彰者の報告をさ
 せ、昌平坂学問所にて集めて編集し、この年に、出版し
 た。所載の表彰者総数は8614名。
1801年12月、幕府は、土蔵のない者が、火災時に諸道具を
 往来に置くことを禁止した。
1801年、江川太郎左衛門(えがわたろうざえもん、幕臣、
 兵学家、砲術家)が生まれた(1801年~1855年)
  高島秋帆(たかしはしゅうはん)に砲術を学び、免許
 皆伝を得て、江戸で教えた。
  ここで、門下として学んだ佐久間象山や木戸孝允らが
 いる。
  「まわれ右」などの日本語の号令語を考え出したのも
 彼である。
  江川家は韮山(にらやま)の代官で、父の跡を継ぎ、
 幕府の許可を得て、韮山に反射炉を造った。
  鉄の大砲を造ろうとした。
  品川台場の築造責任者にもなった。
  また、伊豆戸田村にて、軍艦を建造したが、これは、
 日本初のヨーロッパ式艦船で、近代造船業の端緒を開い
 た。
  また、民政に努め、心をくだき、種痘の施行をし、奨
 励した。
  「世直し大明神」と呼ばれた。
  また、一方、海防(沿岸防備)にも意をくだいた。
1801年、仕組まれた、インドにおける『ロヒラ戦争』
  イギリスのずる賢いインドの地の獲得方法(ロヒルカ
 ンドの場合)。
  イギリスの悪巧みで起こされたインドの地のロヒラ戦
 争の地は、
  結局、イギリスに奪われ、イギリス領となってしまっ
 た。
  この年に、インド北部のロヒルカンドが、イギリス領
 となった。
  イギリスの卑劣な領土獲得の典型的な例である。
  本当のところは、領土を奪いたいイギリスは、ロヒル
 カンドを支援した、「イギリスの軍隊を貸すから隣接の
ロヒラ人の国ロヒカンドを占領せよ」とそそのかした。
  何の恨みもないのに、1774年に、ロヒラ戦争を起こさ
 せ、その藩王は勝って、領土を手に入れる。
  イギリスは、領土の藩王を支援した部族に奪わせる。
  そして、その後、その領土をイギリスのものとしてし
 まう。
  まったく問題ない善良な藩王から、この様にして、領
 土を奪う。
  その善良な王に、虐政をする様に押し付ける。
  イギリス人で、この戦争を目撃したマコーレーは言う、
  「ロヒラ戦争の目的は、何ら悪くもない、善良な人か
 ら、その善き政治を奪い、
  その意思に背いて、厭(いと)うべき虐政を押し付け
 るという事であった・・
  ロヒラ人は、平和を望んで、哀訴嘆願し、巨額の金を
 積んで、ただただ、戦争を避けたいとしたが、
  すべては無駄だった。
  彼らには、徹底抗戦をする以外の如何なる方法もなか
 った。
  血なまぐさい戦争はかくして起こった。
  最も善良で、最も立派であった国民は、貪欲・無知・
 残虐無類なる暴君の手に委ねられ・・
  あれほど豊かなこの国は、今や、惨めな国の中でも、
 最も貧乏な地方と成り下がった」・・と。
  たまらなくなった領民は、救済を望んで、そして、哀
 願し、そして、嘆願する。
  そんな状態でも、戦争になるのを避けたいと、領民は、
 金をひたすら積み、戦争を避けようとするが・・、
  そのすべては無効だった。
  そして、この卑劣な領土を奪ったイギリスは、訴えら
 れる。
  その訴えたインド人を、ありもしないことをでっちあ
 げて訴え、イギリスの息のかかった総督の親友のカルカ
 ッタ最高法院の裁判長は、そのインド人に死刑を判決す
 る・・、
  そして、翌日、すぐに、死刑に処してしまった。
  このインド人が絞首刑になるときには、インドの人達
 は、民衆は、叫喚をあげ、泣き叫んだ。
  この公開処刑は、まるで魔女の公開の場でのキリスト
 教の焚刑での処刑の様だった。
  この様な事を、イギリスは、インドのあちこちで、こ
 の様な事をやった。
1802年1月25日、博学の好事家で南画家でもある木村兼葭堂
 (きむらけんかどう、文人、本草学者)が没する(1736年
 ~1802年)(67歳)
1802年1月、十返舎一九(じっぺんしゃいっく、偽作者)の
 「浮世道中膝栗毛(うきよどうちゅうひざくりげ、東海
 道中膝栗毛)」初編刊行(1808完結)。
  江戸神田八丁堀の住人栃面屋(とちめんや)弥次郎兵
 衛と喜多八が東海道を西へ旅をし、伊勢参宮をしてから
 大阪から京都に行くという旅行記形式の滑稽本。
1802年2月、蝦夷奉行を設置した。
1802年2月26日、蘭方医・桂川甫周(かつらがわほしゅう、
 幕府の医官、1826年~1881年)が、将軍・家斉に顕微鏡の
 使用法を講じた。
  甫周は、日本で、最初に、顕微鏡を医学に応用した人。
  明治まで生きた人。
1802年3月16日、風邪(お七風)が流行する。
  長崎から始まって、全国に広がって行った風邪が流行
 し、
  幕府は、御家人に医薬を与え、また、
  困窮した町人には、御救米・銭を与えた。
1802年5月23日、贅沢禁止令
  幕府が、町人女が、色縮緬を髪飾りに使用することを
 禁止した。
  度重なる贅沢禁止令によって、町方の女性方は華やい
 だ色小袖などの着用も難しくなった。
  町人の妻が、黒縮緬にモールの帯を巻くのも禁止。
  少女が、青梅縞の袷(あわせ)の裏に黒繻子(しゅす)
 に金魚が縫われた小袖も禁止だった。
1802年6月27日、歌舞伎役者の4代目松本幸四郎(まつもと
 こうしろう、1737年~1802年)が没した(66歳)
1802年7月1日、江戸が洪水に
  6月25日より降り続いた雨で、江戸が洪水になった。
  箱根温泉場は流失するという被害を受けた。
1802年7月18日、狂歌作者の唐衣橘洲(からころもきっしゅ
 う、1744年~1802年)が没した(60歳)
  蜀山人(しょくさんじん)らと狂歌会を開き、これが
 江戸狂歌の発生の源となった。
  「世に立つは くるしかりけり 腰屏風(びょうぶ)
    まがりなりには 折かがめども」
1802年7月、幕府が、大雨洪水による米価高騰のため、酒
 造制限令を出し,酒造量を1788年の半分とした。
1802年10月、志筑忠雄が、ニュートン力学などを紹介した
 「暦象新書(れきしょうしんしょ)」が完結した。
  志筑が、イギリスの物理学者のジョン・キールの本「
 自然学入門」のオランダ語訳を抄訳して、自説を加えて、
 地動説や光の屈折などを紹介した。
1802年12月、幕府が、酒造制限を解除して、酒造米の10分
 の1を諸民の救済のため貯蔵させた(翌年に中止した)
1802年、令:旅人厚遇の令
  幕府が、諸街道の問屋、宿屋、人足、馬子に対し、旅
 人厚遇すべしとの御触れを出した。
..
 (詳しくは、以下のブログへ。そして、宜しければ、
        このブログを世界へ転送してください)
  http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009
または
  http://d.hatena.ne.jp/HACHI2009
by suba28 | 2015-08-29 04:04 | 皆様とともに 幸せになりたい


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