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(増補版)185D2/3:気になった事柄を集めた年表(1780年~1783年)

題:(増補版)185D2/3:気になった事柄を集めた年表(1780年~1783年)
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい・・日記・雑感)
.
1781年、幕府が、武蔵・上野に織物及び糸綿貫目改所の設
 置を許可した。
1781年、アメリカの独立戦争において、フランスは、財政
 悪化から和平の斡旋に乗り出した。
アメリカ合衆国司令官のワシントンは、和平交渉で有
 利な条件を得ようと、フランス軍と連合し、イギリス軍
 を攻めた。
フランス海軍も協力して、イギリス軍への補給を断っ
 たりした。
1781年10月、イギリス軍で信頼されていたコーンウォリス
 将軍の部隊が孤立し、とうとう降伏した。
この名将の降伏は、イギリス本国に衝撃を与えた。
  ノース首相は「ああ、これで万事休すだ」と叫んだ。
  また、イギリス王のジョージ三世は、戦争継続論であ
 ったが、イギリス議会はこれに抗して「終戦を決議」し
 た。
1782年7月、印旛沼の干拓が始まる。
  印旛沼は、利根川の増水時には遊水地的な役割を果た
 していた。
  だが、洪水防止の観点からは、印幡沼の水を内海(現
 在の東京湾)に排水(開疎)する必要があった。
  また、そうする事で新たな新田が開発でき、また、利
 根川流域から江戸方面への水運が開ける利便もあった。
  幕府は、6000両を出資した。
  しかし工事は難工事を極め、資金は使い果たされた。
  この年・1782年に、老中・田沼意次は、再び、開疎工
 事の計画を立て、1785年10月から、手賀沼干拓と並行す
 る形で本格的な工事に乗り出した。
1782年8月、明礬(みょうばん)会所を増設する。
  従来の明礬会所以外に、薩摩産・中国産のみを扱う明磐
 会所を江戸・京都・大坂・堺に設置した。
  明礬会所は、幕府から明礬の独占売買を許された会所
 の事。
  明礬は薬用として使用されていた。
  そして、媒染剤(ばいせんざい、染料を繊維に固着さ
 せる剤)として広く利用されるようになった。
  そこで、幕府は、明礬会所以外での取引を禁止して管
 理下の売買とした。
  「次は明礬会所、これは宝暦八(一七五八)年に、江
 戸、京、大坂、堺四ヵ所において、私売を禁じ、一切会
 所を経なければ明礬の売買は出来ぬという事に定めた。
 明和四(一七六七)年の閏九月になって、その禁を犯す
 者が多いので、さらにその令を申ねた。
  天明二〔一七八二〕年八月には従来の発売所の外に、
 新たに薩摩産、およびシナ産のみを引受けるところの会
 所を江戸、京、大坂、堺に立てさせた。自今はその総会
 所の外は私に売買することはならぬ。もしその産地より
 私に買出した者があったならば厳罰に処すという事を令
 した」(辻善之助『田沼時代』)
1782年、研究援助・出版:「群書類従(ぐんしょるいじゅ
 う)」がなる。
  日本の古代から江戸時代の初期に至るまでの古書の
 1270種を530巻に編集し、集大成した書(666冊)。
  編者は、塙保己一(はなわほきいち)を中心にした弟
 子や子息たち。
  続編(2103種1150巻1185冊)も出された。
  1819年に、全冊の刊行を終えるまで、41年の歳月を要
 した。
  幕府は援助し、蔵書も提供し、幕府の紅葉山文庫や伊
 勢神宮林崎文庫のほか、大名、公家、寺院など各方面の
 協力をさせた。
1782年11月、アメリカの独立への道
  1782年11月から、和平交渉が開始された。
  1783年9月に、アメリカの独立が承認され、講和条約が
 調印された。
  この結果、アメリカは、「ミシシッピー川以東の広大
 な土地」を手に入れた。
  先住民の方々のインディアンとの交渉は、大半が不成
 功で、成立しなかった(成立は、わずかに1つはある)。
  故に結局、本当の領土所有者との契約はない状況とな
 っている。
1783年4月~7月、浅間山が大噴火、そして、大飢饉:西南
 日本に大飢饉、死者多数。
  4月から7月初旬(旧暦)まで断続的に活動を続けてい
 た浅間山は、7月8日に大噴火を起こした。
  この時に発生した火砕流に嬬恋村(つまごいむら)で
 は一村152戸が飲み込まれ483名が亡くなったほか、群馬
 県下で1400名を超す犠牲者が出た。
  この直後に、吾妻川水害を発生させ、また、3年後にも
 利根川流域全体の洪水の原因となった。
  浅間山噴火による利根川の河床上昇が、各地での水害
 激化の要因となった。
  また、幕府の利根川治水に重要な影響を及ぼした。
  火砕流の流下量は1億立法メートルという膨大な量だと
 言われている。
  また、火山灰を広範囲に降灰させ、堆積させ、田畑の
 形状すら判別できない状況であったという。
  降灰の重みだけで70軒が潰れ、65軒が大破した。
  関東一円に堆積した火山灰は、農作物の生育に影響を
 及ぼし、既に始まっていた天明の大飢饉に拍車をかけた。
1783年、天災:天明の大飢饉が起こった。
  この飢饉は、既に1782年に始まっており、1787年まで
 の6年間にもおよんだ、全国的飢饉が続いた。
  1782年は、天候不順で凶作となった。
  1783年は、春から冷雨が続き、さらに洪水が起き、ま
 た浅間山が大噴火した。大凶作の年だった。奥羽・関東
 地方を中心とした大飢饉だった。
  疾病も流行し、餓死者・病死者は全国で90万人を超え
 た。秋には、各地で一揆・打ち壊しが発生した。
  1784年も、深刻な飢饉となった。
  また、1786年の凶作でその翌年・1787年も飢饉となっ
 た。
  この期間は、海流の異変も原因になっていて、冷害型
 気候となって関東・東北に著しい被害を与えた。
  1783年は、夏でも綿入れを着用するほどの寒冷な北東
 風(やませ)が吹き、稲は実らず4分作以下で、山間部
 はほとんど収穫はできなかった。
  米価は騰貴した。
1783年9月、大槻玄沢(おおつきげんたく、蘭方医、蘭学者)
 が、「蘭学階梯(らんがくかいてい)」を著す。
  蘭学階梯は、日本で刊行された最初の蘭学入門書。
  蘭学を学ぼうとする初心者の人たちのために、蘭語学
 の基本的事項や学習方法について述べている。
  上巻で、蘭学研究の意義と歴史を述べ、
  下巻で、アルファベット・アラビア数字・発音・訳例・
 文法・参考書を説明している。
  福知山藩主の出版助成を受けている。
1783年11月、人事:田沼意次の長男の田沼意知(たぬまお
 きとも)が若年寄となった。
  意知は、1764年に、第10代将軍・徳川家治に仕えた。
1783年11月、百姓一揆取締令を発した。
  幕府は、各地に発生する一揆や打ち壊しに対して令を
 発した。
1783年12月、与謝蕪村(よさぶそん、俳人、画家)が没し
 た(1716年~1783年)(没年に1784年説あり))
  摂津(せっつ、現在の大阪府北西部と兵庫県南東部)
 の生まれ。
  諸国放浪後、京都に定住。
  「蕪村句集」:春の海 終日のたりのたり哉
         さみだれや大河を前に家二軒
         菜の花や月は東に日は西に
  「夜色桜台図」掛幅(国宝)
  「十便十宣図」画帖(国宝)
..
 (詳しくは、以下のブログへ。そして、宜しければ、
        このブログを世界へ転送してください)
  http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009
または
  http://d.hatena.ne.jp/HACHI2009
by suba28 | 2015-08-19 04:25 | 皆様とともに 幸せになりたい


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