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臨時ブログ:笹子トンネル天井版落下事故について・・、

臨時ブログ:笹子トンネル天井版落下事故について・・、
  何でも、ほっておいたら、劣化し、壊れる。
  国の、この面の対策が、非常に遅れている。
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい・・日記・雑感)
.
  笹子トンネルの天井版落下事故の原因は、「工法の採
 用を優先した」という原因の要因が、消すことが出来な
 い。
  工事の工法は、工期・コスト・実現可能性・安全性・
 メンテナンス性などなどから選択される。
  今回、起きてしまった不幸、天井版落下事故の原因に
 おいて、標記の要因が消せない。
  笹子トンネル工事は、「本体工事の工法選択が優先さ
 れた」と言え、そして、考えられる一面がある。
  それが、結果的に「事故につながった」と考えられ点
 がある。
  トンネルを構築するという主目的である「工法の選択」
 を優先したからと考えられる。
  この採用されたトンネル工法は、この後に続く後続工
 事に、ある条件を課さねば成立しない工法だったと考え
 られる。
  ある意味、後続工事をないがしろにしなければ、成立
 しないトンネル工法だったと言える。
  それ故に、天井版の支持に、「ホール・イン・アンカ
 ー工法」を採用せざるを得なかったと言える。
  だからまた、この工法を採用を「可」とした「規準が
 不適切だった」とも言える。
  それ故に、この様な「リスクの高い後続の工法」が、
 採用されてしまったと言える。
  この「ホール・イン・アンカー工法」は、出来た時か
 ら「上向き使用には用いない方がよい」とされていた。
  そのホール・イン・アンカー工法を、採用を可能とし
 た規準が、トンネルの構築工法の採用への道を、「良く
 言えば広げた」(悪く言えばリスクをないがしろにしな
 がら使用可とした)。
  「ホール・イン・アンカーの工法」が出来た当初は、
 抜け落ちる恐れのある使用はお勧めできない・・という
 技術的な説明がなされていた(つまり、上向き使用は避
 ける方向にして下さい・・だった)。
  この様な、国が造るトンネルに、この様な部位に、上
 向き使用として使われている違和感は大きく感じて、驚
 かされた。
  笹子トンネル工事は、この様な状況と規準の中で、「
 ホール・イン・アンカー工法」を使用しなければ採用で
 きない工法だったと考えられ、ある意味、国民の命・ト
 ンネル使用者のリスクを大きくした工法を採用したもの
 と判断できた。
  故に、だからこそ、メンテナンスや点検は、更に十分
 に、行われなければならない必然性と運命の元にあった。
  しかし、点検やメンテナンスの実態も分かって来ると、
 その簡略さが非常に残念で、亡くなられた方々が、非常
 に惜しい感じにつまされる(ほとんどメンテナンスもな
 されていなかったと感じる、悪く言えば、ほっておいた
 状態だったようだ)。
  NHKのニュースで、その事故に遭遇した方が、「津
 波の様に天井版が落ちて来た」と言われていた。
  つまり、隣のボルトが、落下した部位の天井版を支え
 られずに、次々と隣の板に荷重を掛けながら、続けて、
 落ちて行ったという、劣悪な支持状態だったことが分か
 る。
  支持している支柱も少なく、その支柱を支持するボル
 ト本数も少ない(支柱は中央だけの1本で、そのボルト数
 も2本)・・この件も問題なのだ(この事故に関わる部分
 には、その他、まだまだ、今後、改善すべき点が多々あ
 るのだ、設計段階も問題である・・問題点は多々ある)。
  この件を・・、原因について、東京大学の教授が「樹
 脂の劣化だ」と言ったことも、問題の視点をずらす、「
 反社会的発言」と申し訳ないが言える面もある。
  樹脂の劣化もあるが、この1点の視点に固着し、固定し
 たところが問題である(他の問題点に免罪符を与えてし
 まった)。
  長い期間の湿気の吸放湿の繰り返しで樹脂は劣化する、
 この一点で、他は無罪とした。
  この笹子トンネル事故は、この問題だけではない。
  後述する裁判の判決も、この一点だけに捉われて判決
 が下されている。
  この判決によって、「一件落着」として戴きたくない。
  問題点は、すべては解決していない。
  教授の発言は、その原因となっている。
  樹脂の劣化と言えば、「世の中、丸く収(おさ)まる」
 的な発言であった。
  しかし、社会は何ら良くはならない。
  事故は再発する(悪く言えば、他の原因者が、前記の
 発言で隠れてしまったからである)。
  樹脂が、劣化をするならば、「その樹脂を選択したも
 のにも責任がある」。
  それを許した「国の規準にも原因がある」「国にも責
 任がある」。
  樹脂の劣化要因は色々とあるが、よく知られているの
 が紫外線劣化である。
  太陽光の下において劣化する樹脂が多い(もちろん、
 劣化しにくい樹脂もある)。
  紫外線のないトンネル内で樹脂が紫外線劣化する訳は
 ない。
  ましてや、トンネルに掘られた穴の中に詰まっている
 樹脂が・・。
  しかし、他の劣化要因についてマークできなかった、
 長期における繰り返し劣化に対して・・。
  この様な事を言うのならば、樹脂を使って木材を貼り
 合わせて構造体にして、例えば、体育館などを作ってい
 るが、樹脂がこの様に劣化をするならば、この体育館も
 崩落するだろう。
  点検をしているのだろうか?
  点検結果から適切なメンテナンスをしているのだろう
 か?
  だから、この体育館の件に限らず、社会資本の点検は、
 国の第一の重大課題なのである。
  点検だけではない、その充実した、誠実な点検で知り
 得た問題点は、一つ一つ丁寧に解決して行かねばならな
 いのだ。
  そうすれば、社会資本は、極端な言い方をすれば、永
 久に使用可能なのだ。
  上野の前川国男の文化会館を見て戴きたい、良い点検
 により、そしてまた、良いメンテナンスにより、新築同
 然です。
  また、ル・コルビジュエの近代美術館は、世界遺産に
 して、永久に日本の社会資本としようとしている、良い
 点検とメンテナンスがそれを可能にしている。
  壊して作り替えればいいのだ・・という考えは、間違
 っている。
  何でも、作り替えることが・・今の世の風潮になって
 いるが、間違いだ。税金がいくらあっても間に合わない。
  そして、何でも、ほっておいたら、劣化し、壊れるの
 です。
  この面の対応、そして、対策が、非常に遅れている。
  日本には、その技術は、十分ある。
  笹子で亡くなられた尊い方々は、この事を教えて戴い
 た方々だった。
  (追伸)天井版の「版」は、新聞や社会は「板」を使
 っている。
  しかし、笹子トンネルは、「板」という軽量なもので
 はなく、「版」と言うべき非常に重いものであり、
  だからこそ、なお、「ホール・イン・アンカー工法」
 などという工法は、不適切だったと言いたい。
  まだまだ、言いたいところがある・・が・・、
  そして、(読売新聞、2016・1・6)で、「笹子事故、
 判決確定へ」「賠償命令、中日本高速、控訴せず」と伝
 えていた。
  その内容は・・、
  山梨県の中央道で、2012年に起きた笹子トンネル天井
 板崩落事故で死亡した9人の内男女5人の遺族が、中日本
 高速道路と小会社に損害賠償を求めた訴訟で、両社は控
 訴期限の5日、計約4億4000万円の支払いを両社に命じた
 横浜地裁判決について「控訴しない」と発表した。
  遺族側も控訴しないため、判決が確定する。
  昨年12月22日の判決は、供用開始から約35年が経過し
 ていた笹子トンネルの劣化を容易に想像できたのに、適
 切な点検を怠ったなどとして、中日本高速と子会社の中
 日本ハイウェイ・エンジニアリング東京の過失を認めた。
  両社は、「点検方法に問題はなかった」と争ったが、
 中日本高速は「判決を真摯に受け止めた。
  事故から3年が経過し、遺族の気持ちに改めて向き合っ
 ていかなければならと判断した」と控訴しない理由を説
 明した(後略)・・とある。
..
 (詳しくは、以下のブログへ。そして、宜しければ、
        このブログを世界へ転送してください)
  http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009
または
  http://d.hatena.ne.jp/HACHI2009/archive
by suba28 | 2016-02-05 03:51 | 皆様とともに 幸せになりたい


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