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(増補版)210D2/3:気になった事柄を集めた年表(1820年~1820年)

題:(増補版)210D2/3:気になった事柄を集めた年表(1820年~1820年)
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい・・日記・雑感)
.
1820年(文政3年)4月、金箔ならびに下金流通取締令
  幕府が、法令を発して、金座に地金を管理させた。
  そして、江戸以外の金箔の打ち立てを禁止した。
  金箔・下金(したがね)類の取り扱いを、御金改役・後
 藤三右衛門の一手引き受けとし、金座以外での取引を禁
 止した。
1820年4月、幕府が、大坂商人の買米の制限を止めた。
1820年6月28日、幕府が,草文丁銀(そうぶんちょうぎん、
 または、新文字丁銀という)・小玉(豆板)銀を新鋳した
 (7月20日より通用開始)。
1820年6月、砂糖の販売を自由化した
  幕府が、江戸の砂糖問屋株(1808年発足)と、大坂の
 江戸積砂糖仲間を禁止し、自由取引とした。
  砂糖は、貿易窓口の長崎に陸揚げされ、中央市場の役
 割を持っていた大阪の問屋(当初は薬種問屋、後に砂糖
 問屋)へ運ばれ、そこから江戸や諸国の問屋へ出荷され
 ていた。
  幕府は、砂糖代金の金・銀・銅の流出を危惧し、砂糖
 の国産化の方針を打ち出し、サトウキビの作付けを全国
 に奨励した。
  西南日本の気候温暖な地域に、積極的に取り入れられ
 「和糖業」が広まって行った。
  すでに、1798年には、讃岐(香川県)に砂糖(和三盆)
 が大阪の中央市場に登場していた。
1820年7月、幕府が、大砲・昼夜合図の火術練習を佃島沖で
 行った。
1820年8月、山片幡桃(やまがたばんとう、町人学者、経済
 論者、思想家)が、「夢の代(ゆめのしろ)」を完成し
 た。
  播磨(兵庫県の西南部)の人。
  幡桃は、才を認められ大阪の両替商升屋(米仲買、大
 名貸、幡桃の叔父の店)に番頭として仕え、主家の興隆
 に尽くした、そして、家を継いだが、
  仙台藩や豊後岡藩などの日本の東西の藩の財政再建に
 も手腕を発揮した。
  全国数十藩の蔵元・掛屋・立入として成功を収めた。
  蔵元(くらもと)は、蔵屋敷で蔵物の出納を管理した
 町人のことで、
  また、掛屋(かけや)は、幕府や諸藩の公金出納を扱
 った商人の事をいい、
  また、立入(たちいり)は、大阪の諸大名蔵屋敷に出
 入りして御用をつとめた商人の事をいう。
  また、懐徳堂で儒学を学び、さらに、天文学・蘭学を
 学び、地動説を確信し、合理的思想を持ち、独創的な思
 想家となった。
  失明したが、「夢の代」12巻を著した。
  「夢の代」は、実学啓蒙書で、1802年が初稿であった。
  天文、地理、神代(じんだい)、歴史、制度、経済、
 経論、雑書、異端、無鬼(上・下)、雑論に編成され、
 自然・人文現象を述べた。
  蘭学の知識も深く、西洋科学を信頼し、地動説も提示
 し、西洋医学の成果も紹介し、今日、国際的に評価され
 ている。
1820年9月、幕府が、前薩摩藩主の島津重豪(しまづしげひ
 で)の治績を賞した。
1820年10月、幕府が、倹約令を翌年よリ3年間延長すること
 を令した。
  臨時支出の増大のため、
  また、この間、幕府と諸大名からの貸付金を許可しな
 いこととした。
1820年10月11日、諸芸集会摺物取締
  幕府が、書画・活花・詩歌などの芸名披露の集会など
 を取り締まるよう命令した。
1820年10月、書物奉行兼天文方の高橋景保が、翻訳・編集
 した満州語辞典「増訂満文輯韻(まんぶんしゅういん)」
 を幕府に献上し、褒賞を受けた。
  長崎に、1804年に、ロシアの使節・レザノフが持参し
 た国書は、満州語で書かれたものだった。
  高橋景保は、これを訳解した。
1820年12月、幕府が、大名・旗本が領地転換をみだりに願
 い出ることを禁止した。
1820年12月、浦賀奉行に海岸警備を命じた。
  幕府は、浦賀を中心にした対外貿易と海防を考えてい
 た。
  会津藩の相州の沿岸警備の任が免じられて(1810年か
 ら、この任についていた)、これを浦賀奉行の所管とし
 た。
1820年、滝亭鯉丈(りゅうていりじょう、滑稽本作者)の
 「花暦八笑人(はなごよみはっじょうじん)」初編が刊
 行された(1849年に完結した)。
  江戸町人の退廃的な遊戯生活を写実して描いた。
  滝亭鯉丈は、咄家(はなしか)でもあって、人気を得
 ていた。
  「花暦八笑人」は、江戸の閑人仲間(遊び仲間)8人が
 四季折々の行楽に、茶番の趣向をこらして人々の喝采を
 集めようとするが、そのたびに失敗をする滑稽を描いて
 いる。
  この作の笑いは、十辺舎一九や式亭三馬の滑稽本に比
 べ、はるかに低俗で、あくどく低級である。
1820年、大田南畝(おおたなんぽ、文人)の随筆「一話一
 言(いちわいちげん)」ができた(1822年説あり)。
  一話一言は、56巻あり、随筆だけでなく、諸書、記録
 類の称出を多く含み、著者の幅広い学識が出ている。
  1755年頃より1822年ころまで、筆者が見聞した風俗、
 流行、歴史、伝記、出来事・事件、見聞記・行動記録、
 感想、天災、幕府の文書などを、筆者の興味の赴くまま
 に多岐多彩に書き留めたもの。
  因みに、大田南畝は、別号を蜀山人(しょくさんじん)
 という。
1820年、宇田川玄真(うだがわげんしん、宇田川榛斎、蘭
 方医)が、「和蘭薬鏡(おらんだやくきょう)」を訳し、
 刊行する。
  「大黄で 効かない場合には体質にあわせて旃那葉や芦
 薈を使う」とある。
  大黄(だいおう)は、中国の高山に自生するタデ科の
 多年草で緩下剤・健胃剤の薬効がある。
  旃那葉(せんなば)は、緩下薬とあり、少量で苦味健
 胃薬になり、消化を促進させ、特に、熱結性便秘に用い
 られるとある。
  芦薈(ろかい)はアロエの音訳で、
  アロエは、ユリ科アロエ属の多肉植物で、乾燥したも
 のは下剤・健胃薬に用いるとある。
1820年、フランデス(ドイツ)が、初めて等圧線を引いた。
1820年、フランソワ・アラゴ(フランス)が、鉄心に巻き
 付けた導線に電流を流すと、磁石になるという電磁石の
 原理を発見した。
1820年、ミズーリ協定(アメリカ)
  アメリカ合衆国で、ミズーリを州にするとき、奴隷制
 を認めるか否かをめぐって議員が対立した。
  当然、奴隷制などというキリスト教の有色人種蔑視か
 ら来ている卑劣な制度は、破棄すべきであるが、アメリ
 カは議員がもめていた。
  そして、その収拾策としてミズーリ協定が結ばれた。
  相変わらず、北緯36度30分以南のルイジアナ購入地で
 は、奴隷制がそのまま残った奴隷州となった。
  因みに、1854年のカンザス・ネブラスカ法で、住民主
 権の原則の導入によって、北緯36度30分以北に位置する
 カンザスが奴隷州になる可能性がうまれたことで、この
 ミズーリー協定は無効となった。
  アメリカは、相変わらず軽蔑すべき有色人種蔑視の奴
 隷制の続く国だった。
..
 (詳しくは、以下のブログへ。そして、宜しければ、
        このブログを世界へ転送してください)
  http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009
または
  http://d.hatena.ne.jp/HACHI2009
by suba28 | 2015-09-21 05:44 | 皆様とともに 幸せになりたい


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